EMDesignsのデザイナー齋藤貴志が主宰する「21g(Twenty one grams)」は、タイポグラフィと音楽カルチャーがテーマ。質の高いタイポグラフィが特徴の、Tシャツ・ポスター等の商品を販売しています。
21gでは、一品一品を吟味しながら製造し販売を行います。その為、一つのデザインでのカラー展開は最小限となっており、「これがベスト」と思えたものだけを販売しています。お客様の「欲しい」と一致していただけたら、それ以上の幸せはございません。
かつて、ロックに魂を捧げた(つもりの)僕は、来る日も来る日もギターをかき鳴らし、轟音と共に自らのエゴを拡大させ続けた。それが終わったのは2011年。東日本大震災。ライブイベントの中止が重なり、とことん社会の役に立てない自分に嫌気がさした自分は、ロックをするのをやめた。
それから僕は、デザイナーという職業一本に集中し、バンド時代とは真逆にエゴを縮小させ続け、仕事の為に自らの技術を捧げ続けてきた。気づけば、幸運が重なり、素晴らしい仕事に恵まれ、ここまでやってきた。
そんなある日、ふと、自分の中にロックの魂のようなものが、そっとしまわれている事に気がついた。
「そんなものは、そのまましまっておけ」そういう声も、もちろん聞こえてきた。でも、そんなことを言うつまらない自分を無視して、夜中にゴソゴソと動き出してみた。
「21g(twenty one grams)」
僕の中にそっと眠っていたそれを、そう呼ぶ事に決めた。
デザイナーの齋藤貴志は、EMDesignsを屋号に、ウェブ、グラフィックを中心に活動しています。
福山雅治のオフィシャルウェブサイトを筆頭に、企業やブランド、サービスやイベントなど、クライアントの個性を引き出し、的確に伝えるデザインを手がける。
2017年4月、総務省・W3C、Mozilla Japan後援の"たてよこWebアワード"にて優秀賞を受賞。
JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)正会員。